【競技かるた|百人一首】勝つための5つの力《強くなる・昇級するコツ》

どうも!Karuta Club部長の川瀬です。
今回は、競技かるたが強くなりたい方に向けての記事です。

百人一首の決まり字を覚え定位置を作り100枚の札の仲間わけを覚えた方が、さらに強くなるために必要な力をまとめています。

川瀬名人
川瀬名人

昇級・昇段を目指す方に向けての記事です。

競技かるたは、暗記、構え、払い、聞き分け、送り・・・と試合の中で本当にいろいろなことをします。

そして、試合で勝つためには、それらを1つ1つの技術を習得して磨かなければなりません。

しかし、あまりに習得することが多すぎるので、「競技かるたが強くなりたい」と思っても何を練習すればよいのか、分からなくなってしまいます。

そこで、この記事では、勝つために練習すべき内容を「5つの力」に分類して整理し、いま何を練習すればよいのか考える頭の整理を手助けします。

その上で、5つの力それぞれのコツをつかむための考え方や練習の仕方を知ることができる記事をまとめています。

川瀬名人
川瀬名人

5つの力のコツをつかんで、かるたで強くなりましょう。

この記事の概要

競技かるた強くなりたい!」と思った方に

  • 競技かるたで勝つための「5つの力」を教えます
  • 競技かるたは、「5つの力」の総合力勝負であることがわかります
  • 競技かるたは、誰でも強くなれるスポーツである理由がわかります

競技かるたで勝つための「5つの力」とは?

ずばり、競技かるたで勝つために必要な「5つの力」は以下です。

競技かるたで勝つための5つの力
競技かるたで勝つための「5つの力」
  1. 札を覚える力
  2. 体を動かす力
  3. 音を聞く力
  4. 勝ち方を考える力
  5. 心と向き合う力

競技かるたで勝つためには、これらの「5つの力」を高めましょう。
では、それぞれの力について、詳しくみていきましょう。

❶ 札を覚える力

札を覚える力は、「札を速く取るために、札の置かれている場所決まり字の状態を覚える力」のことです。


競技かるたには、4つ覚えることがあります。

競技かるたの4つの覚えること
  1. 決まり字
  2. 100枚の内訳
    例えば、1字決まり7枚・「な」札は8枚・「あ」札は16枚…など
  3. 札の配置
    自陣の定位置・相手陣の定位置・移動した札の場所を覚え直す
  4. 決まり字の変化

これらをしっかり覚えていれば、理想的な速さで札を取る準備ができていると言えます。

札を覚える力のコツをつかみ、高めたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

❷ 体を動かす力

「体を動かす」とは、基本的な体の動かし方のことです。
競技かるたの基本的な体の動きは、2種類あります。

競技かるたの基本的な体の動き
  1. 構え
  2. 札の取り方
    払い」「突き」「囲い」「おさえ」…など

以下の動画・記事を参考にして、体を動かす力のコツをつかみ、高めましょう。

❸ 音を聞く力

音を聞く力は、「お手つきしないギリギリのスピードで札を取るために、読まれた音が何か、できるだけ早いタイミングで聞き分けて判断する力」のことです。

競技かるたの「音を聞く」ステップ
読まれた音を早く耳でとらえる
とらえた音が何か判断する
判断に従って札を取る

音を聞く力のコツをつかみ、高めたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

❹ 勝ち方を考える力

「勝ち方を考える」とは、自分の勝ちパターンをつくることです。
例えば、以下のようなことを考える力ですね。

競技かるたの勝ち方を考える例
  • どの札を送るか?
  • どんな配置にするのか?
  • 攻めるのか、守るのか?
  • どんな札を狙うのか?

勝ち方を考える力のコツをつかみ、高めたい方は、まず以下の記事を参考にしてみてください。

競技かるたにおける戦略・戦術とは何か、まずどんなことご考えればよいのかまとめています。

また、勝つためにどうやって強くなるのか、新しく身につける内容や練習メニューを考えことも「勝ち方を考える力」と言えるでしょう。

今の自分の実力を分析して勝つために必要なことを考える、とても重要なことです。

勝つためにどうやって強くなるのか考えるときは、以下の記事を参考にしてみてください。

❺ 心と向き合う力

「心と向き合う」とは、メンタルコントロールのことです。
①〜④の力を発揮するための土台といえます。
例えば、以下の要素があります。

競技かるたで向き合う必要のある心理
  • 緊張
  • あせり
  • 迷い

心と向き合う力のコツをつかみ、高めたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

競技かるたは「5つの力」の総合力勝負

総合力が大事な理由

競技かるたは、「5つの力」があってはじめて、札を取ることができ、試合に勝てます。
そのため、競技かるたで勝つためには、「5つの力」の総合力が大事です。

逆にいうと、「5つの力」のうち一つでもないと、札が取れませんし、試合に勝つことはできません。
例えば、「5つの力」のいずれかがない場合、以下のような症状が生じます。

  1. 札を覚える力がない
    ✔︎札の場所がわからないので、相手に取られる
  2. 体を動かす力がない
    ✔︎どの札が読まれたかわかって、札の場所もわかっているのに、相手に先に札を取られる
  3. 音を聞く力がない
    ✔︎読まれた札がわかった時には、既に相手に取られていた
    ✔︎お手つきしてしまう
  4. 勝ち方を考える力がない
    ✔︎①〜③まで十分な力があるのに、札がうまく取れない
    ✔︎大事なところで札が取れない
  5. 心と向き合う力がない
    ✔︎緊張・あせり・迷いによって、大会で力が発揮できない
    ✔︎なまけ心・高すぎるプライドによって、なかなか強くなれない
A子
A子

う…自覚症状があります…

A子さんのように、症状に心当たりがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

このように、競技かるたで勝つためには、「5つの力」がそろうこと、つまりは「5つの力」の総合力が大事になるのです。

総合力勝負だから誰でも強くなれる

競技かるたは、誰でも強くなることができます。
その理由は、競技かるたは、強みを活かし、弱みをカバーできた人が勝つスポーツだからです。

先ほど説明しましたが、競技かるたで勝つためには、「5つの力」をすべて高める必要があります。

B男
B男

「5つの力」ぜんぶ高めるなんて無理ですよ!

はい、そうですね。
「5つの力」すべての才能がある人はいません。
そんなの、かるたの神様くらいです(笑)。

ですが、それは裏を返せば、競技かるたは誰でも強くなることができる、ということ。

例えば、③「音を聞く」才能がある人も、①「札を覚える力」や②「体の動かし方」などは、地道に努力して身につけるしかありません。

才能だけでは勝てないのが競技かるたなのです。

また、たとえ、③「音を聞く力」は相手の方がすぐれていたとしても、④「勝ち方を考える力」で上回って勝つこともできます。

競技かるたは、強みを活かし、弱みをカバーできた人が勝つスポーツです。
だから、誰でも強くなることができるんですね。

「5つの力」を使いこなすコツ

ここまで読んできたあなたは、競技かるたで勝つためには、「5つの力」を高める必要があることは、理解できたのではないでしょうか?

「5つの力」を高める重要性を理解できたならば、自分が得意な力、苦手な力を見極めて、自分のかるたのスタイルを考えていきましょう。

まずは、得意な力を活かすことを軸に考え、苦手な力は他の力でカバーするのが王道です。

得意な力を活かした勝ちパターンを作る

まずは自分の得意な力を活かした「勝ちパターン」を作りましょう。

B男
B男

「勝ちパターン」?

「勝ちパターン」とは、「勝ちにつながる試合中の行動の積み重ね」のこと。
勝ちにつながる行動を正しく積み重ねられると、どんどん強くなり、勝てるようになります。

例えば、こんな行動の積み重ねが考えられますね。

競技かるたで勝つための「勝ちパターン」の例
札を覚える

①札を覚える力

札を取る

②体を動かす力
③音を聞く力

次の札の取り方を考える

④勝ち方を考える力
✔︎何の札を取りにいくか?
✔︎何の札なら取れそうか?
✔︎送り札はどうするか?
✔︎自陣の札をどう移動するか?

札の取り方に応じて、重点的に取る札を決める

①札を覚える力

重点的に取ると決めた札を取る

②体を動かす力
③音を聞く力

このループをうまく回す

⑤心と向き合う力

「勝ちパターン」を作るには、まず自分の得意な力、できることをしっかり把握することが大切です。

そして、得意なできることを活かせるシチュエーションを増やし、少しでも相手より先に取れる札を増やせるようにすることです。

例えば、一字目の飛び出しが得意なら、決まり字が短い札を積極的に送って、相手陣に攻め込みやすくする。
札際の聞き分けと加速が得意なら、音や決まり字が四方に散るように配置していく、といった具合です。

B男
B男

自分にできることってなんだろう?

あい
あい

得意なことは分かるけど、活かすにはどうしたらいいんだろう?

  • 自分の得意なこと、できることが分からない
  • 得意なこと、できることを活かせるシチュエーションの作り方がわからない

そんな人には、オンラインかるた部「Karuta Club Room」がおすすめです。

Karuta Club Room には、初心者〜A級まで、様々なかるたのスタイルの選手が集まってきています。
そのため、いろんな「勝ちパターン」を参考にしながら、自分に合ったものを探すことができます

また、Roomでは「5つの力」を具体的に高める方法を30以上の部員限定コンテンツ(記事、動画)を見ることができます。

川瀬名人
川瀬名人

もちろん、名人の「勝ちパターン」についてもお伝えします

苦手な力は他の力でカバーする

先ほど述べた通り、競技かるたは「5つの力」の総合力が重要です。

そのため、苦手な力を克服しようとする努力はとても大切です。

しかし、実際にはどうしても得意・苦手が個人差で出てきます。その時に、苦手な力を無理して伸ばすのは限界があります。

そのため、他の力の配分を高めて苦手な力の部分をカバーしながら戦うことも重要です。

苦手な力をカバーしながら戦う例としては、以下が挙げられるでしょう。

③「音を聞く力」が弱い場合の例

②「体を動かす力」でカバー!

  • 腕を振る速度をあげる
  • 決まり字の音を聞く場所を、できるだけ札の近くにする

…など

「5つの力」を高める競技かるたの練習方法

競技かるたで勝つための「5つの力」を高めるための特別な練習などは特にありません。

5つの力を意識しながら、基本的な競技かるたの練習をすることになります。(一般的な練習方法の一部が、特定の力を伸ばすための練習になっているものも存在します。)

競技かるたの練習方法については、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。

まとめ

競技かるたで勝ちたいのであれば、「5つの力」を高めましょう。
「5つの力」は以下の通りでした。

競技かるたで勝つための5つの力
競技かるたで勝つための「5つの力」
  1. 札を覚える力
  2. 体を動かす力
  3. 音を聞く力
  4. 勝ち方を考える力
  5. 心と向き合う力

上記の「5つの力」をうまく使って札を取り、あなた独自勝ちパターン」を作りましょう。

ここまで読んできたみなさんは、競技かるたで勝つための意欲が十分ある方ばかりだと思います。
本記事の内容を理解し、あなた専用の「勝ちパターン」が築ければ、きっと強くなれるはずです。

Karuta Clubでは、「5つの力」を具体的に高める方法を定期的に発信しております。

多くは、オンライン部活動「Karuta Club Room」の限定コンテンツとなっておりますので、入部して競技かるたで強くなりましょう!