【競技かるた|小学生|39日目】100枚覚えた後に達成すべき目標《決まり字の飽きない教え方》100枚で札流し対決!

こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。

今回の記事でも、前回に引き続き、「決まり字を100枚覚えた後に達成すべき目標」と達成に向けた練習のポイントについてご紹介していきます。

一人前のかるた選手まで、あともう少し頑張りましょう♪

この記事の概要

競技かるた初心者さん(100枚覚えた方)に、

  • 100枚覚えた後に達成すべき目標がわかります
  • 目標の達成に向けた「札流し(札落とし)」と「自陣の定位置を定着させる練習」のポイントがわかります
注意事項

ここでお伝えする内容は、あくまでも、長年かるたを教えている「かるた教室の一講師」としての経験・考えにすぎません。もちろん、指導者によって考え方や指導方針が異なりますし、教え方に正解はございません。また、教える個々人に合わせて、指導は変えていくものです。万人に通用しない部分もあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

100枚覚えた後に達成すべき目標

前回の記事では、100枚覚えた後に達成すべき4つの目標をご紹介しました。

100枚覚えた後に達成すべき4つの目標
  1. 100枚の仲間わけがわかるようになる
  2. 札流し(札落とし)2分以内をめざす
  3. すべての札の定位置を決める
  4. 100枚の札を見ないで言えるようにする

今回は、このうちの「札流し(札落とし)2分以内をめざす」「③すべての札の定位置を決める」についてご紹介してきます。

ゆか先生
ゆか先生

②③に取り組みながら、前回ご紹介した「仲間分けゲーム」もくり返し行うとよいでしょう。

仲間分けゲームは、競技かるた練習のすべてにつながっています。

② 札流し(札落とし)2分以内をめざす

B男
B男

え!100枚札流しはできるけど…2分以内はな~

札流しの目的は、札を見て瞬時に決まり字がわかるようになることです。

これができると、札を並べた時に暗記をスムーズにできるようになります。

札流し2分以内」を目標というのは、あくまでその目安です。

達成できなかったからといって、一人前になれないわけではありませんが、毎日コツコツ行って目標達成を目指すとよいでしょう。

いきなり2分以内は大変ですので、まずは、2分30秒ぐらいのお友達と札流し対決で勝負してみましょう。

▶︎「札流し対決って?」という方はこちら

【まずはじめに】2分30秒に挑戦《100枚で札流し対決

札100枚を用意してください。
下の動画の再生ボタンを押すと対決スタートです!

▼動画はこちら

指導者さんへ

上の動画では、途中で「あさじ」の札を「あわじ」とまちがえて言っていました。

そのため、途中で「あさじ」の札を回収して最後に回しています。

このように100枚になると、まちがえてしまう札、なかなか決まり字が言えない札がはっきりしてきます。

こうしたまちがえてしまった札・つまずく札だけをピックアップして札流しを見てあげるとよいでしょう。

苦手札だけを使った「決まり字早い者勝ち練習法」や、苦手札単語帳を作って練習するのもおすすめです。


単語帳を作る場合は、以下の動画を参考にしてみてください。


ゆか先生
ゆか先生

次の対決相手は、なかなか手ごわいですよ。2分以内で言えるようになってから挑戦してくださいね♪

【目標達成へ】2分以内に挑戦!《100枚で札流し対決》

札100枚を用意してください。
下の動画の再生ボタンを押すと対決スタートです!

▼動画はこちら
ゆか先生
ゆか先生

1分55秒ぐらいかしら

札流し2分以内がなかなか達成できない方へ

札流しのタイムを縮めるためには、地道に努力するしかありません。

どうしても時間がかかりますので、以下のように練習していくとよいでしょう。

  • 札流しを毎日して、少しずつタイムを縮めていく
  • 並行して他の練習(目標❶❸❹)もする

札流しを毎日続けるためには、楽しくやることが重要です。

そして、そのためには「短時間で終わらせる」「成果を見える化する」のがオススメです。

詳しくはこちらで紹介していますので、参考にしてみてください。

③ すべての札の定位置を決める

あいちゃん
あいちゃん

 もう100枚決まっています

自陣の定位置を決める必要性については、100枚の決まり字を覚える途中で何度か説明してきました。

すでにできている人は、自陣の定位置を定着させる練習に進みましょう。

「まだ」という方は、こちらを参考に決めてくださいね。

自陣の定位置を定着させる練習

自陣の定位置が決まったら、仲間ごとに定着させる練習をしてみましょう。

今回は、例として5枚札を使って練習してみます。

ゆか先生
ゆか先生

5枚札はなんだったか覚えていますか?

B男
B男

み札」です!

ゆか先生
ゆか先生

そのとおりです。さすがです。

それでは、「み札」を5枚用意して、練習してみましょう。

▶︎5枚札が何か覚えていなかった方はこちらを復習!

自陣の定位置を定着させる練習方法は、実は「むすめふさほせ定位置練習法」として過去に1度紹介しています。

今回はそれを「み札」でやります。

「み札」5枚を定位置に置く
できれば
相手陣上段に札を置く

相手陣上段は払う時に引っかけやすいため、札を置いて練習するとよいでしょう。

かるた読み上げアプリで「み札」だけ選ぶ

読み上げアプリ「Karuta Chant」なら、簡単に読み札を「み札」だけにすることができます

読まれた札を払う

スムーズに体が動くまで繰り返しましょう

ゆか先生
ゆか先生

以下の動画をマネしてみてください。

定位置を定着させる練習のポイント

✔︎ 相手が取りにくいようにバラバラに配置するとよい

✔︎ 決まり字を最後まで聞いて無意識に手が動くまで練習をする

✔︎ 定位置決めが目標なので、取り方(払い手のキレイさなど)より、場所に手が出ることに重点を置く

ゆか先生
ゆか先生

今回は例で「み札」を使いましたが、他の札でもやってみてくださいね♪

あい
あい

1人でもできそう!他の札でもやってみますね♪

まとめ

今回は、100枚覚えた後に達成すべき目標「②札流し(札落とし)2分以内をめざす」「③すべての札の定位置を決める」の練習方法をお伝えしました。

次回(40日目)はこの「決まり字の飽きない教え方シリーズ」の最終回です。

目標「④100枚の札を見ないで言えるようにする」を達成したら、晴れて一人前のかるた選手です。

あと一歩、がんばってくださいね。