【競技かるた|小学生|23日目】札流し対決で楽しく覚える《決まり字の飽きない教え方》「おぐ」「あらざ」の覚え方


こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
今回は、札流しを楽しく続けるための連勝方法「札流し対決」についてご紹介します。
その後に新しく2枚の決まり字を覚えます。

競技かるたの試合ができるようになり、ますます面白くなってきたころ。
その勢いで頑張りましょう!

この記事の概要

競技かるた初心者さんに、

  • 楽しく札流しするための「札流し対決」をご紹介します 
  • 「おぐ」「あらざ」の決まり字を教えます
  • 文字が読めなくても覚えられます
注意事項

ここでお伝えする内容は、あくまでも、長年かるたを教えている「かるた教室の一講師」としての経験・考えにすぎません。もちろん、指導者によって考え方や指導方針が異なりますし、教え方に正解はございません。また、教える個々人に合わせて、指導は変えていくものです。万人に通用しない部分もあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

【動画で対決】50枚札流し(札落とし)

過去記事で、札流し(札落とし)のやり方をご紹介しました。
50枚を覚えた節目ですし、楽しく札流しをするための札流し対決をしましょう!

札流し対決は、他の人とどっちが速く札流しを終えられるか勝負するゲームです。

今回は、わたしのかるた教室に通う小学生の初心者さんが、50枚を使って札流し(札落とし)をしている動画を用意しました。
この動画に登場する初心者さんと勝負です!

動画の再生と同時に札流しを始めて、どちらが速く札流しができるかを競ってみましょう。

【やり方】動画で札流し対決
  1. 決まり字を覚えた札をよく混ぜて50枚取る
    ※50枚以上を覚えた人も50枚です
    ※好きな札を見て選んだらダメですよ
  2. 持ちやすい量の札山に分けて、裏返しにして置く
  3. 動画のスタートを押し、「よーいはじめ」を合図に札流し(札落とし)をする
    ※間違えた札は、後ろへまわしましょう

▼さっそく札流し対決をする

※「はるの」を「はなの」と言い間違えたので、そっと取り出し最後に入れました。流れを止めないためです。
※「あわじ」がなかなか言えなかったので、助け舟を出しました。多少の補助はOKにしましょう。

ポイント
  • 勝って自信をもたせてやる気にする事が目的なので、勝てそうなタイミングを見計らって行ってください。
  • 事前につまずく札だけピックアップして練習するとスムーズに言えるようになります。

いかがでしたか?

動画は札が見えるように撮りました。
いっしょに決まり字を言ってみてください。
知らない札を覚えられるかもしれませんよ。

動画の初心者さんより速くできた方はおめでとうございます!(昨日の自分より速ければまったく問題ありません)
新し札を覚えていきましょう!

ゆか先生
ゆか先生

遠くの地域でがんばっている子の姿を見るのは励みになりますね。

勝てた人は、60枚VS50枚で対戦してもよいですよ。

何度も負けてしまう人は、自分で札流し動画を撮って、昨日の自分と勝負するのはいかがでしょうか?

本日の2枚

あいちゃん
あいちゃん

先生! すごく似ている札があります。

いまひとたびの」までが同じですね。
でも、安心してください。着目点を変えれば簡単ですよ。
それでは左の札「おぐ」から見ていきましょう。

「おぐ」

をぐらやま みねのもみぢば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなむ

百人一首の札が入っている箱を見てください。
小倉百人一首」と書いてありますね。

京都にある小倉山荘の障子に張った百枚の色紙に、藤原定家が書いていたため、「小倉」がついているとのこと。

その場所「おぐらやま」の札です。

決まり字は「おぐ」。
赤丸の「ま ま」が特徴ですね。

字が読める人は、黄色で囲った「みゆき」に着目!
おぐらやまの みゆきちゃん」で覚えてもよいです。

百人一首の「ママ」のような地名の歌なので、「おぐ まま」でもよいですね。

B男
B男

おぐまま」 ママ

もう忘れませんね!

👉動画で覚えたい方はYouTube
注意事項

試合では読手が鼻濁音(はなにかけて)で読むため、「おぐ」とは聞こえず「おむ」のように聞こえます。

「あらざ」

あらざらむ このよのほかの おもひでに いまひとたびの あふこともがな

この札は「あらざ」で、「あらし」の共札(友札)です。

あらし」のように、赤丸で囲った「ひと ひと」がバラバラに飛んでいるのが特徴です。

あら!雨がザー」「あら!ざー」「あらざ」のイメージで覚えましょう。

B男
B男

あらざし」♪

字が読める人は、黄色で囲った「あふこ」に注目して、「おぐ みゆき」じゃない方が「あらざ」と覚えてもよいです。

まずは「おぐ」と「あらざ」で練習をして、「あらし」も加えて取ってみましょう。

👉動画で覚えたい方はYouTube

あらし」の覚え方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

今回は、50枚を使った札流し対決と、新しく2枚の札「おぐ」「あらざ」を覚えました。
100枚コンプリートに向けて、1枚1枚進んでいきましょうね♪

次回(24日目)は、新しく4枚の札の決まり字の覚え方をご紹介します。お楽しみに!