こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
今回は、4枚の決まり字を覚えましょう。
決まり字変化が複雑な札パート2※&「ゑ」(せみ)が同じ場所にいる札など盛りだくさんです!
乗りきれば50枚。がんばりましょう!
競技かるた初心者さんに、
- 「なにわが」「ちぎりき」「おく」「みせ」の決まり字を教えます
- 文字が読めなくても覚えられます
本日の4枚
「なにわが」
なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや
この札は「なにわが」です。
赤丸で囲った「よ」が特徴です。

ここで問題。
「なにわが」の共札(友札)は何でしょうか?

「なにわえ」ですか?「なにし」もかしら?
ママさん「なにわえ」が正解です!
「なにわが」は「なにわえ」の共札(友札)として覚えてくださいね。
字が読める人は、黄色の囲いを見てください。
「つくし」じゃなくて「すくし」が「なにわが」と覚えてもよいです。

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ってことは…同じ陣地にあるか、片方が読まれたら「なにわ」で取れるってわけか!

「なにわが」「なにわえ」「なにし」が全てそろっていたり、3枚のうち2枚が読まれたら、「なに」だけ聞けば取れるんですね!

すごい!正解です!
決まり字変化の難しさ的には「あさぼらけう」「あさぼらけあ」「あさじ」のパート2。
わたしのかるた教室では「あさ」3兄弟・「なに」3兄弟と呼んでいます。
「なに」で始まる札は3枚あり、決まり字の変化がちょっと複雑です。
決まり字を覚えるまでは、決まり字通りに取る練習をして、慣れてきたら決まり字の変化についていけるようになりましょう!
「あさ」3兄弟の決まり字変化は過去記事をご覧ください。
また、「なにわえ」「なにし」の覚え方は下のふたつの記事で復習してくださいね。
次に覚える札は、過去記事で登場した「ゑ」(せみ)が同じ場所にいる札。
さあ覚えましょう!
「ちぎりき」
ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑのまつやま なみこさじとは
「ゑ」(せみ)の上に、青丸で囲った「す」がありますね。
鷹の爪で「ちぎり木」のイメージです。

問題です。
せみに例えている昔の「ゑ」の字は何と読むでしょうか?

えっと…えっと…「え」だ!
正解
「ゑ」は「え」と読みます。
字が読める人は「すゑっ子が ちぎり木」で覚えてもよいです。
共札(友札)があるので、「ちぎりき」最後までしっかり言えるようにしましょう。
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「おく」
おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき
「おく」という札です。
「ゑ」の場所が「ちぎりき」と同じ場所ですね。
なので、青丸の「きききき」に注目しましょう。
「おく」に「きききき」のイメージです。

字が読める人は「おく」から「こゑ」がする…で覚えてもよいです。
これで、「ゑ」(せみ)がいる札4枚コンプリートです。

「せ」と「ひとも」ももももだ!


「ひとも」もももも!
競馬中継で聞いたような?
面白い覚え方を見つけましたね♪
「ちぎりき」「おく」で取る練習をしたら、「せ」「ひとも」も入れて4枚で札流し(札落とし)をしましょう。
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さあ、あと1枚で50枚!
「みせ」
みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず
この札は「みせ」。
赤丸の「ぬ」が、この場所にある札は「みせ」だけです。

字が読める人は「みせ」がぬれぬれ…で覚えてもよいです。
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まとめ
今日は新しく4枚の札、「なにわが」「ちぎりき」「おく」「みせ」を覚えました。
Karuta Clubの記事のとおりに覚えている方は、これで50枚覚えたことになります!
札が50枚あれば、ルール上「競技かるた」ができます。
なので、次回(22日目)は、基本ルールを確認して競技かるたに挑戦しましょう。お楽しみに♪