こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
競技かるた名人位になり夢を叶えた川瀬部長の経験をお伝えする記事の第六弾。
今回はおすすめの本の紹介と高校生から大学生時代のお話です。
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夢に向かって頑張っている方・子どもの夢を応援している保護者の方向けの記事です。
- 夢を叶える支えとなる本の活用法がわかります
- 子どもが名人位までたどり着けた理由が少しわかります
- 川瀬部長も夢をあきらめそうになった時があったことがわかります
【おすすめ本】夢を叶える支えに
「夢をかなえるゾウ」
コロナ禍※・怪我などで練習が思うようにいかずに悩んでいる方へ。
夢を叶える支えとなる本を紹介します。
『夢をかなえるゾウ1』水野敬也著 飛鳥新社
さえないサラリーマンが、ガネーシャというゾウの神様と出会うことにより夢を叶えるストーリー。
ガネーシャ(ゾウの神様)から25つの教えがあります。
私も悩んでいた時にとても役立ちました。
※サイト公開時(2022年2月21日)。
おすすめする6つの理由
「夢をかなえるゾウ」をおすすめする理由は以下の6つです。
- 課題(教え)が簡単
- 主人公に同情できる
- かるたに応用できる
- おもしろい
- 次の課題が楽しみ
- 子どもでも読める
①課題(教え)が簡単
例えば最初の課題はこれ。
靴をみがく
夢を叶えるために直接関係ないように思えます。
しかしこの課題には、いつも自分を支えてくれているものを大切にするというメッツセージが込められています。
②主人公に同情できる
納得しないと行動に移すことは難しいですよね。
でもこの本は、主人公と同じ感情になれます。
「うさんくさいな~」と思いながら行動に移す楽しさがあります。
私も靴を磨いてみました。
思いのほか気持ちよかったです♪
「しかし、こんな地味な作業でほんとうに夢が叶う…?」
行動に移した後も主人公と同じ感情になれますよ。
③かるたに応用できる
最初の課題「靴をみがく」をかるたに置き換えると、
- 靴をそろえる
- 札をきれいに並べる
かるた技術の向上には直接的な関係はありません。
しかし、とても大切なことです。
かるた教室の生徒は、すぐに習慣化できました。
「靴をそろえる」ことは、かるた教室でいちばん最初に教えます。
④おもしろい
6つ目の課題はこれ。
トイレ掃除をする
運の引き寄せ方として実践するアスリートも多いですね。
元プロ野球選手のピッチャー桑田さんも、高校生のころからトイレ掃除を毎日しています。
プロゴルファー石川遼さんも、洗面所をいつもきれいにしています。
メジャーリーグの大谷さんも、球場のゴミを拾っていますね。
でも、
「凄いね!」
と思って終わり。
自分はしないですよね。
関西弁で怠け者のゾウの神様(ガネーシャ)。
主人公とのやりとりがおもしろく、やってみようと思わせられます。
⑤次の課題が楽しみ
課題には、人生を豊かに送るために必要なこともあれば、「?」と思うこともあります。
でも、実践してみると意外と達成感があるのです。
自分の夢と関連づけて工夫すると視野も広がります。
練習できない罪悪感から解放され、昨日の自分より成長しているなと感じることができます。
不思議と夢に近づいていく…
次の課題が楽しみになります。
⑥子どもでも読める
子どもでも読みやすいです。
親子や友達といっしょに課題にチャレンジをするのも楽しいでしょう。
スペシャルドラマ『夢をかなえるゾウ』もおすすめ。
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私も勇気づけられました。
今でも聞くと涙が出ます。
名人位決定戦で川瀬部長が部屋から出て行く際にふり返ってお辞儀をしていました。
勝敗に関係のないことですが大切なことですね♪
そこに気がついてくださる方もいて嬉しく思いました。
名人になれた理由〜高校生・大学生編〜
川瀬部長が高校生・大学生時代をふり返って考えられる理由は3つ。
あくまでも親の視点です。
- 体力がついたから
- しばらく休んでいたから
- 仲間ができたから
1.体力がついたから
競技かるたは体力がいるスポーツ。
現在はコロナ禍で試合数も少なくなっていますが※、優勝するには6試合は当たり前。
7試合することもありました。
中学・高校時代はサッカー部に所属していた川瀬部長。
試合に勝ち続ける体力がつきました。
今も毎日行っている体幹トレーニングはそのときに教わったものだそう。
※サイト公開時(2022年2月21日)。
2.しばらく休んでいたから
高2の時。
「第50回全日本かるた選手権大会」4位という成績は残せたものの、高校選手権個人戦ではふるわず…。
高3になると受験に専念するため、競技かるたをしばらく休むことにしました。
東北大学を志望校に決めたのは、愛知県かるた協会の副会長(東北大かるた会出身)の影響があったようです。
合格してかるた会に入ることを楽しみにしていたのかもしれません。
かるたができない状況の方が、やりたい気持ちになるのかもしれませんね♪
愛知県かるた協会へ入会のきっかけとなった掲示板も、最初に全国大会へ連れて行ってくださったのも副会長。
不思議なご縁を感じます。
3.仲間ができたから
晴れて東北大かるた会に入会。
「俺より強い人がいる!」
とてもうれしそうな様子でした。
やっと心からかるた談議ができる仲間ができたのだな~安堵した瞬間でした。
これは間違いなく、名人位へ近づく第一歩でした。
一匹狼でやっできたので、最初はとんがっていて扱いにくかったそう。
丸い人間に育ててくださりありがとうございました♪
夢をあきらめそうになった時〜大学生編〜
わたしが実際にした対処法は過去記事の気をつけるポイントだけ。
親は無力…何もしてあげられません。
しいて言うなら「受け入れる」ですかね。
2つの大きな試練〜大学生編〜
- 「もう…やめてもいいかな~」ぽつりとつぶやいた
- 「名人になることはない」LINEが届く
①「もう…やめてもいいかな~」ぽつりとつぶやいた
川瀬部長が大学院生になったころ。
帰省した時に、
「もう…かるたやめてもいいかなあ~」
ぽつりとつぶやいたんですね。
「…。」
聞こえていたけど何も言えませんでした。
すると弟(小4ぐらいでかるたをやめた)が、
「何か他にやりたいことがあるの?俺が言うのもなんだけど…
「他にやりたいことがないならやめない方がいいよ。」
「後悔するから。」
「おー!お前にそんなこと言われるようになるとはな。」
弟に救われました。
経験したことがある人にしかわからない重い言葉。
「仕事しながらかるたしてすごいですね」
とよく聞きますが、学生も大変ですよね。
テストだ研究だ論文だ…おまけにバイトも就活も。
本人にしかわからない心情があったのでしょう。
②「名人になることはない」LINEが届く
弟の助言に奮起したのか、学生最後だからがんばろうと思ったのか。
名人戦予選東の代表になったというニュースが飛び込んできました。
西の代表は前名人。
結果は、1勝2敗。
挑戦者にはなれなかったけれど、1勝できてよかった。
ほっとした私はLINEで、
「お疲れ様。一歩前進だね」
と送りました。
すると、
「まあ前進かー」
「申し訳ないけど、名人戦予選は二度と出ることはないと思う。
「だから名人になることはない」
と返ってきました。
涙があふれました。
なんとなくわかっていたけど…覚悟はしていたけど…
わたしのどこかに「がんばれば名人になれるのに、もったいない」という気持ちがあって、それが見透かされている—。
まだ重圧かけていたなって、こっちが申し訳ない気持ちになりました。
LINEでよかった。
話せなかったから。
「受け入れる」しかなかったですね。
親のためのかるたと決別したのでしょうね。
次に挑戦を始めた時は自分で決めて名人になると本気で思えたのでしょう。
高校の卒業アルバムには、
「XX年後の自分へ
お前は夢を叶えているか?」
と書かれています。
叶えたよ♪
おわりに
今回は自己啓発本『夢をかなえるゾウ』の紹介と川瀬部長が高校生から大学生時代の経験談でした。
川瀬名人にも夢をあきらめそうになった経験があることを知っていただきたかったです。
今まさにがんばっている方、夢を応援している方…そういう時もあります。
つらくなったら思い出してくださいね。
次回は最終章。
西郷永世名人とのエピソードを少しお話しします。
乞うご期待!