【選手権優勝】名人が実践する『勝てる取り方』の設計図 #226

どうも、全日本選手権を優勝して三冠が名乗りたい川瀬です。
※厳密にはちはやふる小倉山杯はタイトルじゃないので二冠。

今回は「勝てるかるたの取り方」というテーマでお届けします。

三島せせらぎ会から豊田かるた会に移籍して初の大会(タイトル戦)出場となった「第65回全日本選手権大会」

おかげさまで無事に優勝することができました。
応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました!

僕は日頃はゴリゴリの理論派&現実主義なのですが、大会となるとわりと「ゲン担ぎ」「神頼み」も重んじるタイプです。

これまで、どうしても説明がつかないこと、運に頼るしかない局面もたくさん見てきましたので。

そんな中、三島せせらぎ会という“ゲン”の塊のような会から離れるのは、かなり勇気が必要な決断でした。

もちろん、選手権は愛知県豊田市で開催されますし、豊田かるた会には豊田かるた会ならでは“ゲン”もあります。

それでも、変な負け方をしてしまえば、「ほら移籍するから」「余計なことするから」なんて言われかねません。

仮に誰にも言われなかったとしても、自分の内側からそんなネガティブな声が聞こえてくることくらい簡単に想像できます。

そうなると、「“ゲン”なんてオカルトで、実力や結果とは何の因果関係もない」と理論武装でなんとか黙らせるしかないわけです。

経験のある方には分かると思いますが、内なるネガティブな声を黙らせるのは、それはそれはまあ大変なんですよね。

その心づもりだけはしていましたが、どうやら今回は杞憂で終わってくれたみたいです。

そういう意味で、所属を変えてしっかり結果が出たことに一つホッとしています。

来年の名人戦で防衛するまでは万事OKとはいかない話ではありますが、ひとまずこの夏は穏やかに過ごせそうです。


さて、本題の試合の中身の話です。

今回、配信に映っている決勝や準決勝などの試合に注目して勝因分析することも考えましたが、これだと本質からズレそうな気がしたのでやめました。

選手権というタイトルの難しいところは、どんなタイプの相手といつ当たるか分からない中で6試合を勝ちきらなければならないことです。

しかし、特定の試合に注目してしまうと、その相手の取り方ありきの駆け引きの話になってしまいます。

もちろん、強くなる上では、この一つ一つの具体的な話を、他の試合や相手でも通じる汎用的な「学び」に広げて吸収していくことがとても大事です。

まさにこの「具体例→学び」をしっかりやっているのが、「川瀬名人の世界一受けたい指導」です。

ただ、これだけでは残念ながら片手落ちです。

「具体例→学び」の積み上げだけだと、どうしても学びと学びが結びつかず、バラバラなままになってしまいます。

それっぽい部品はそこにあるはずのに、完成品が組み立てられません。

目の前にレゴブロックはあるけど、説明書もなければ、何を作れそうかの完成イメージも全く浮かばないような状況です。

そのため、逆のアプローチも必要で、完成イメージから必要な部品(ブロック)と組み立て方(説明書)を用意することも重要です。

つまり、強くなるには、理論上の「勝てるかるたの取り方」から逆算し、その取り方に必要な技術と、その技術の使い方を考えることも大事です。

まさに、この「強いかるたの作り方」の記事シリーズや、「世界一受けたい指導の特別講義」で主に扱っている「理論→学び」の話です。

話を戻し、僕が選手権でしっかり勝ちきれた勝因を分析を考えると、理論上の「勝てるかるたの取り方」を押さえていることが一番大きいと思います。

理論を押さえているので、どんなタイプの相手との対戦になっても有利に立ち回れるのです。

そこで今回は、この理論上の「勝てるかるたの取り方」を僕がどう捉えて、普段の練習に落とし込んでいるのかを解説します。

少し難しい話に聞こえているかもしれませんが、すべての級に通じる話です。

級に応じて札を速く取る力には差がありますが、級の中だけで見てしまえば、「勝てるかるたの取り方」は一緒です。

もちろん、理論だけの頭でっかちでは勝てませんので、理論を実践するためには、地道な練習が必要です。

本気で実践するのは並大抵のことではありませんし、僕自身、まだまだ道半ばです。

ただ、理論を知っておくと、みなさんも日頃の練習のメニューや意識づけが変わってくるはずです。

ぜひ、参考にして勝率アップに役立ててみてください!

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"Karuta Club Room"は、第68,69,70期競技かるた現名人である川瀬将義が中心となり設立したオンラインかるた部

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