こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
ついに、前回の記事で100枚の決まり字をすべて覚えましたね!
「これであなたも立派なかるた選手」と言いたいところですが、一人前と呼ぶには達成しておいた方がよい目標があります。
今回は、その目標と、それを達成するための練習のポイントをお伝えしますね♪
競技かるた初心者さん(100枚覚えた方)に
- 100枚覚えた後に達成すべき目標がわかります
- 目標の達成に向けて、100枚の仲間わけ(音別枚数の内訳)を覚えるとよい理由がわかります
- ゲームで楽しく100枚の仲間わけ(音別枚数の内訳)を定着させられます
100枚覚えた後に達成すべき目標
100枚覚えたら次は何をすればいいのかしら…
わたしの教室では、決まり字を100枚覚えた後の目標をこのように伝えています。
- 100枚の仲間わけがわかるようになる
- 札流し(札落とし)2分以内をめざす
- すべての札の定位置を決める
- 100枚の札を見ないで言えるようにする
どれも1日で達成できるほど簡単なことではありません。
毎日コツコツが大切です。
今回は「①100枚の仲間わけがわかるようになる」についてみていきましょう。
※②③は次回39日目、④は40日目でお伝えします。
① 100枚の仲間わけがわかるようになる
「100枚の仲間わけ」とは、
- 「い」から始まる札は3枚で、「いに」「いまこ」「いまは」
- 「み」から始まる札は5枚で、「みかき」「みかの」「みち」「みよ」「みせ」
…といったように、「音別枚数の内訳(同じ音から始まる札の総数と、その札が何であるのか)」のことです。
そういえば「か札は4枚」とか言っていたね
でも、どうして100枚の仲間わけがわかるようになる必要があるの?
競技かるたでは相手より速く札を取ることが勝ちにつながります。
そのためには、以下の3つをできるようにしなければなりません。
- 暗記をしっかりする
- 決まり字の変化に対応する
- 自陣の定位置を定着させる
その助けとなるのが「100枚の仲間わけ(音別枚数の内訳)」というわけです。
仲間わけの詳細についてここで書いてしまうと、かなりのボリュームになってしまうのでここでは省略します。
下の記事に一覧でまとまっているので、ぜひ参考にしてください。
どうすれば100枚の仲間わけがわかるようになるの?
100枚覚えた人あるあるで、一度は「あ札の仲間」「な札の仲間」など札をわけた経験があるのではないでしょうか?
あるある!なんかやりたくなるよね
それでは次に、楽しく仲間わけできるようになるゲームを紹介します。
- 仲間わけゲーム
- いちひき3枚神経衰弱
- はやよかゲーム
- かるたババ抜き
仲間わけゲーム 《100枚の仲間わけを楽しく覚える❶》
これから4つのゲームを紹介していきます。
その基本形となる遊びがこの「仲間わけゲーム」です。
先に下の動画を見ると仲間わけをしている様子がわかります。
ポイント初めての時はチーム戦にしてもよいです
あ・な・わ・お・た・こ・み・は・や・よ・か・い・ち・ひ・き・う・つ・し・も・ゆ・(むすめふさほせ)の仲間の札の束を作りましょう
ポイント人数が多い場合は、カンニングを防ぐために距離を取って座ります
まだ終わっていない人(チーム)はそのまま待機する
できていればその人(チーム)の勝ちとなる
正しくないと判断された瞬間にゲームは再開され、できるまで続ける
あ16枚・な8枚・わお7枚・たこ6枚・み5枚・はやよか4枚・いちひき3枚・うつしもゆ2枚
むすめふさほせ7枚を並べる
「100枚の仲間わけ」なんとなくわかってきました
では、基本形の「100枚の仲間わけ(音別枚数の内訳)」が用意できたので、その札の束を利用してより深くわかるようになる練習をしましょう。
いちひき3枚神経衰弱 《100枚の仲間わけを楽しく覚える❷》
以前の記事で「うつしもゆ神経衰弱」を紹介したのを覚えていますか?
うつしもゆ以外の札でも、神経衰弱をアレンジして遊ぶと楽しく100枚の仲間わけをわかるように。
今回は、いちひきを使った神経衰弱「いちひき3枚神経衰弱」をご紹介します。
3枚そろえる必要があるので少し難しいですが、暗記の練習にもなります
このゲームは「仲間わけゲーム」の後に行うとよいです
3枚の仲間がそろったら、めくった札をもらい、もう一度チャレンジできる
2枚めくった時点でそろわなければ、同じ場所で裏返して戻す
ポイント札をめくった時に、決まり字をはっきりと声に出しましょう。間違えて覚えていないか気が付く・定着させるためです。
3枚札の定着ができたらレベルアップ!
3つ子(おおえ、おおけ、おおこ)も加えてみましょう
おもしろかった!3枚札が頭にしっかり入ったよ!
はやよかゲーム 《100枚の仲間わけを楽しく覚える❸》
は札・や札・よ札・か札のどれかを4枚をそろえる4人で遊ぶゲームです。
4枚そろったら中央のフィギュアを1つ取ります。
動画を見るとイメージがつきやすいと思います。
私は「よ札4枚」を集めるよ。応援してね♪
このゲームは「仲間わけゲーム」の後に行うとよいです
つかみやすいもの(フィギュアなど)を3つ用意する
フィギュア3つは中央へ置く
ポイント手札を人に見せないように注意です
左隣りに置かれた札を手札に加え、は札・や札・よ札・か札のいずれか4枚そろったかチェック
ポイントは札・や札・よ札・か札のいずれか4枚そろえると勝ちなので、いらない札を置くとよいです
誰か1人がフィギュアを取ったら、残りの人はそろっていなくてもフィギュアを1つ取る
フィギュアを取れなかった人が負けとなる
ポイント4人以上いる場合は負けた人が交代するとよいです
ポイント配られた時点でそろっていたら、すぐに中央のフィギュアを取ってもよいです
応援ありがとう!
4枚札「は札・や札・よ札・か札」が、好きにななったよ
やってみてね♪
かるたババ抜き 《100枚の仲間わけを楽しく覚える❹》
その名の通り、かるたを使ったババ抜きです。
友札(共札)だけでなく、仲間を定着させるにはぴったりの遊びです。
このゲームは「仲間わけゲーム」の後に行うとよいです
下の写真のように、同じ音から始まる札なら友札(共札)でなくてもよい
ポイント仲間わけが正しくできているかみんなで確認しましょう
じゃんけんで勝った人は下の写真のように右隣りの人の手札から見ないで1枚札を取る
取った札と同じ音で始まる札があれば、2枚そろえて中央に出す
取った札と同じ音で始まる札がなければ、そのまま左の人に取られるのを待つ
最初に手札がなくなった人から順に、1位2位となる
最後にババ札(この場合「わ」札のどれか)を手に残した人が負け
わ札が7枚で奇数であることに気づいた子は、早くから「ババわかった!」とドキドキしはじめますよ
遊んでいたら、仲間わけがわかるようになりました♪
まとめ
今回は「100枚覚えた後に達成すべき目標」4つと、その中の「①100枚の仲間わけがわかるようになる」ためのゲームを紹介しました。
すぐにできなくても大丈夫です。
楽しく遊んでいたら、気がついたらできるようになっていると思います。
次回(39日目)は、「②札流し(札落とし)2分以内をめざす」「③すべての札の定位置を決める」について説明していきます。お楽しみに♪