こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
競技かるた名人位になり夢を叶えた川瀬部長の経験をお伝えする記事の第二弾。
今回は、 本人が「やめる」と言い出した時の気をつけるポイント・対処法をお話しします。
▶︎第一弾はこちら
夢に向かって頑張っている方・子どもが習い事をしている保護者の方向けの記事です。
- 子どもが名人位までたどり着けた理由が少しわかります
- 子どもに「やめる」と言われた時に気をつけるポイントがわかります
- 私が実際にした対処法をご紹介します
かるたをやめそうになった時〜かるた会入会前〜
振り返ると、何度も競技かるたを「やめそうになった時」がありました。
今回は、②本人が「やめる」と言い出した時にフォーカスします。
- 弟が生まれて忙しくなった
▶︎くわしくはこちら - 本人が「やめる!」と言い出した
今回のテーマ
やめそうになった時② 本人が「やめる!」と言い出した
習い事をしていて親が一番悩むのは、子どもの口から「やめる」の言葉が出た時ですよね。
その日は突然やってきました。
幼稚園から帰ると、お母さんとかるた取りをして遊ぶのが日課になっていたのですが…
「もうかるたやめる」
まだ幼稚園生。
その頃の「やめる」には、「もうトランプやらない!」ぐらいの軽い意味合いでしかないことがほとんど。
ここで、
「しかたがないな…」
とあきらめていたら、今はなかったのかもしれません。
本人が「やめる」と言い出した時に気をつけること【2選】
気をつけるポイントは以下の2つ。
わかっているけどなかなかできないものですね。
- 超重要 傾聴
- すぐに答えを出さない
①傾聴
「何でやめるの?せっかく覚えたのに…」
「やらないとまた忘れちゃうよ!」
思ったこと、ズバズバ言っちゃうわ…
安心してください。
私も言いました。
お母さんも一人間。
完璧な人なんていません。
当時の私は、今で言う「昭和の人・体育会系・スパルタ」を絵にかいたような人でした。
もしこの時、傾聴を意識していれば、言わなくていい言葉はのみ込めたかもしれませんね。
「何でやめるの?せっかく覚えたのに…」
「やらないとまた忘れちゃうよ!」
すると、将義はこう口にしました。
「だって、だれもかるた知らないんだもん」
私はすぐに納得。
だって、幼稚園のかるたは「あいうえおかるた」。
それは話が合わないわ。
②すぐに答えを出さない
「やめる」と聞いた時、「やめるか」「続けるか」の2択にとらわれがちですよね。
ですが、「休む」「保留にする」など、すぐに答えを出さないことが大切です。
「やめる」にも、いろいろあります。
嫌なことがあって、一時的に出た「やめる」。
頑張りすぎて疲れてしまった「やめる」。
お子さまの「やめる」がどのタイプなのか、見極めが必要です。
どのくらい思い詰めているのか、子どもの様子を観察し、日を改めて傾聴する。
それから判断しても遅くはないですよね♪
本人が「やめる」と言い出した時の対処法
私は以下の2つで対処しました。
順番にご紹介しますね。
- かるた仲間を探した
- かるた会に入会した
①かるた仲間を探した
嫌になって「やめる」と言ったわけではないと察知した私。
仲間がいれば続けられると思い、祖父母とかるた取りをしました。
②かるた会に入会した
当時はまだ、インターネットを駆使してかるた会を探せない時代。
かるた会の存在も知らなかったのですが、運よく入会できました。
「かけ算の九九を覚えたのに、忘れたらもったいないな~」
…くらいの軽い気持ちで、
「かるたをしている人はいないかしら…」
と頭の片隅で思っていました。
すると、掲示板に書かれた「一緒にかるたをしませんか」の文字が飛び込んできたんですよ♪
母親としての反省
子どもの口から出る「やめる」の一言は、親の心への破壊力、半端ないですよね。
実際、弟はやめてしまいました。
弟の時は傾聴できていなかったし、共感もしてあげられなかったです。
将義の時は、私と対等の立場で関われたけれど、弟の時はどこか先生的な上から目線だったように思います。
何が正解だったのか…後にならないとわかりません。
もちろん、やめたらだめだと言っているわけではありません。
私のように反省せずにすむよう、傾聴を心がけてくださいね。
人間関係も上手くいくようになりますよ。
ある日、祖父母とかるた取りをすることに。
おばあちゃんが「はい!」っと札を取ると…
「取らないでよ!」と将義。
いっしょに遊びたかったんじゃないんかい!
おわりに
今回は、子どもが「やめる」と言い出した時に気をつけるポイント・対処法をお伝えしました。
親であれば誰もが一度は経験する場面。少しでもお役に立てたら幸いです。
次回は、川瀬部長(4歳)がかるた会に入会します。
その時にぶつかった試練について、お話しします。
乞うご期待。