こんにちは。Karuta Clubのゆか先生です。
だいぶ板についてきた決まり時の飽きない教え方シリーズです。
今回は、3枚の決まり字を覚えましょう。
過去記事で、続々と『ちはやふる』の登場人物の札を覚えてきました。
そこで今回は、新と太一の札もピックアップしてみましたよ♪
それでは、スタート!
競技かるた初心者さんに、
- 「わたのはらや」「たち」「たれ」の決まり字を教えます
- 文字が読めなくても覚えられます
- 共札(友札)について説明します
本日の3枚
「わたのはらや」
わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね
『ちはやふる』の登場人物の札、「ちは(千早)」「しの(しのぶちゃん)」を覚えましたね。
じゃあ、新の札は?
…ということで、綿谷新の札を覚えましょう。
新の札を見てみると…
これは、「わたのはらや」と言います。
「つ」が斜め端にあるのが特徴です。
新の名字は「わたや」なので、「わたのはらや」は、わたやあらたの札ですね♪
👉動画で覚えたい方はYouTubeへ
「わたのはら」は、前にも覚えたぞ!
たしか、「わたのはら」は「海」のことだったような…
よく覚えていますね!
「わたのはら」は海という意味でした。
そして、前に出てきた「わたのはら」から始まる札はこちら。
思い出した!「わたのはらこ」だ!
その通り!
「わたのはらや」のお友達(共札・友札)です。
同じ音から始まる札のことを、共札(友札)と言います。
例えば、「わたのはらや」と「わたのはらこ」は、同じ「わたのはら」から始まる札ですので、共札(友札)ということになります。
お友達の札、ということですね♪
実は、共札(友札)である「わたのはらや」と「わたのはらこ」は、以下の場合に「わた」だけ聞けば取れる札になります。
- 「わたのはらや」と「わたのはらこ」が両方とも、同じ陣地にあった場合
- 「わたのはらや」と「わたのはらこ」のどちらか片方が読まれた場合
「わ」から始まる札は全部で7枚あるのですが、「わた」から始まる札は、「わたのはらや」と「わたのはらこ」だけです。なので、「わた」だけ聞けば取れることになるのですね!
…と説明しましたが、「わたのはらや」と「わたのはらこ」の札の区別がつくようになるまでは、「わた」だけ聞いて取らないようにしましょう。
つまり、「わたのはらや」「わたのはらこ」…と、決まり字を最後まで聞いて取る練習をしてください。
読み方も、
「わたのはら〜やそしま…」
のように、「わたのはら」と「や」を切り離すのではなく、
「わたのはらやそしま…」
「わたのはらこぎいでて…」
のように、切り離さずに(「わたのはら〜」と伸ばさないように)読んでくださいね。
👉「わたのはらこ」の覚え方を動画で復習したい方はYouTubeへ
「たち」
新の札を覚えたから、太一の札も教えてください!
そうですね。
では、次は太一の札を教えますね。
太一の札はこちら。
たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ
この札は、「たち」です。
「か」が上下にあるのが特徴的ですね。
「たいち」の「たち」、覚えましょう。
ところで、「たち」ととってもよく似た札があります。
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「たれ」
たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに
太一の札「たち」とよく似た札はこちら。
どこが似ているか、わかりますか?
「まつ」が書いてあるところが似てる…?
正解です!
グレーの丸で囲っているところに注目しましょう。
右側が縦に「まつ」と書かれているところが似ていますね。
お手つきに注意です。
言いそびれましたが、この札は「たれ」と言います。
見た目も似ているのに、同じ「た」から始まる札なのか!
ややこしいですよね(汗)
なおさらお手つきには注意してください!
「と」うさぎが真ん中にいるのは、「たれ」だけです。
覚えられましたか?
「たち」と「たれ」を覚えたら、この2枚だけで取る練習をしてくださいね♪
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まとめ
今回は、新しく3枚の札「わたのはらや」「たち」「たれ」を覚えました。
『ちはやふる』の登場人物の札も、そろってきましたね♪
今回は、お手つきのしやすい組み合わせを覚えましたので、練習はいつもより念入りにしましょう。
敵陣用の練習として、上下逆さまにして取ることも必ずトライしてくださいね!
次回(8日目)は、「た」から始まる札6枚をすべて覚えて復習します。
実は、もう6枚中5枚も覚えているんですよ。お楽しみに!