こんにちは。Karuta Club副部長のなっちゃんです!
競技かるたでは、どんな服装(ウェア)をすればいいの?
服装(ウェア)を選ぶときに気をつけることは?
競技かるたの服装(ジャージなど)について、選び方や選ぶときの注意点を解説します。
これから競技かるたウェアを購入する方・新調する方は、ぜひ参考にしてみてください。
競技かるたの試合をする方に向けて、
- 競技かるたをするときの服装(ウェア)について解説します
- 競技かるたウェアの選び方がわかります
- 競技かるたウェアを選ぶときの注意点がわかります
競技かるたの試合では何を着る?
競技かるたの試合では、ほとんどの方がTシャツ(トップス)+ジャージorスウェット(ボトムス)を着用します。
(たまに、袴やロングスカートなどで試合をされる方もいますが…)
和装をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実際は「Tシャツ+ジャージ」がメジャー。
練習も大会も、「Tシャツ+ジャージ」スタイルが一般的です。※
なので、これから競技かるたを始めるにあたって、ウェアの購入を検討されている方は、着物や袴ではなく、いわゆる「スポーツウェア」の購入をご検討ください!
この記事では、競技かるたウェアを選ぶポイントについて、トップス・ボトムスに分けて解説していきます。
また、「これは選んじゃダメ!」という気をつけたい点もご紹介します。
ぜひ、最後まで読んでくださいね♪
※選手に和装着用が義務づけられた大会もあります。
「名人戦・クイーン戦」▶︎
「国民文化祭」▶︎
1.トップス
トップスとしては、Tシャツ(半袖)を着用することが多いです。
寒いときは、Tシャツに加えて、着脱しやすい上着を1枚はおります。
試合をしていると暑くなるので、着脱しやすいように前開きの上着がおすすめです。
Tシャツに関しては、所属会オリジナルのものを着用することが多いです。
「自分で自由に選ぶ余地なし」というケースが大半でしょう。
「Tシャツは与えらたものを着ましょう!解説は以上!」
…では寂しいですので(笑)、ここでは、Tシャツでメジャーな素材「綿(コットン)」と「ポリエステル」のメリット(素材の特長)・デメリットを解説します。
所属会のオリジナルTシャツがあるとはいえ、練習では自前のTシャツを着ることもあるはず。
また、これから部活動やサークルでオリジナルTシャツを作ろうとしている方もいるのでは?
ぜひ、ご自身に合ったTシャツ選び・オリジナルTシャツ製作の参考にしてみてください!
綿(コットン)
世に出るTシャツで多いのは、こちらの素材です。
- 汗などの吸水性が高い
- 保湿性が高い
- 耐久性が高い
- 肌触りが良い
- 低コスト
- 汗でベタつく
- 汗が目立つ
- 乾きにくい
- 洗濯で縮みやすい
- シワになりやすい
大半のTシャツはこれ。着慣れていますし、デザインも豊富です!
ポリエステル
サッカーなどのユニフォームでよくみられる、サラッと軽い素材です。
- 速乾性が高い
- シワにならない
- 軽い
- 肌触りがごわつく
- オリジナルTシャツを作ると、シールを貼り付けたようなプリントになる
丸めてもシワにならず、コンパクトに持ち運べるので、大会や合宿などで遠征するときに重宝します♪
混合素材(混紡素材)
綿(コットン)やポリエステルなどの素材を混ぜて作られる素材です。
配合バランスによって、機能性や着心地が変わってきます。
機能性と着心地のどちらを重視するかによって、素材の配合バランスを考えてみてください。
競技かるたTシャツでおすすめの素材は?
正直、好みの問題になってきます。
迷ったら、以下の観点で選んでみてください。
- 汗をしっかり吸ってほしいという方…【綿(コットン)】
- サラッと着こなしたい方…【ポリエステル】
素材の特長は先述した通り。
あとは、ご自身が競技かるた(運動)をするうえで、何を重視するかで選んでみてください。
汗っかきのぼくは、汗を吸ってほしいから綿かな
荷物が多いわたしは、軽くてシワにならないポリエステルがいいな
いいですね♪
2種類を持っておいて、シーズンや気分で変えてみてもよいでしょう。
所属会やサークルでオリジナルTシャツを作る場合ですが、Tシャツの素材決めは意外と大事なポイントです。
そして、人によって意見が割れるところです。
綿(コットン)の方が安価に済みますが、最近の大会では、ポリエステルの配合率が高めの素材を使用したTシャツをよく見かけるようになりました。
また、素材によって、実現可能なデザインに制約があります。
綿(コットン)の方が仕上がりがきれいな印象です。
この記事の内容を参考に、チームメイトでよく相談して決めましょう。
みなさんは、どっちの素材が好みですか?
ちなみに、わたしは両方持っていて、夏はポリエステル、冬は綿を選ぶことが多いです。
2.ボトムス
ボトムスは、ジャージorスウェットを着用する選手が多いです。
肌感覚ですが、ジャージ:スウェット=6:4(7:3?)くらいでしょうか。
どちらを選ぶか迷ったら、以下の観点で決めるとよいでしょう。
- 動きやすさを重視するなら…【ジャージ】
- 汗の吸収性を重視するなら…【スウェット】
ジャージにはジャージの良さ、スウェットにはスウェットの良さがあります。
それぞれの特長を解説します。
ジャージ
ジャージとは、正確には「ジャージー織」という織り方のことなのですが、ここでは一般的に浸透している「スポーツウェア」としてのジャージ(写真参照)を指すこととします。
ジャージのメリット(素材の特長)・デメリットは以下の通りです。
- 弾力性が高い
- 速乾性が高い
- 耐久性が高い
- 軽い
- デザインが豊富
- 汗を吸収しにくい
- 肌触りがざらざら
動きに合わせて伸び縮みするし、汗もすぐ乾いてサラッと!
運動にピッタリのウェアです!
スウェット
スウェットとは、正確には「綿ジャージ」と呼ばれる生地のこと。
ここでは、みなさんが思い浮かべるような、「ルームウェア」・「カジュアルファッション」としても使用される「スウェット」(写真参照)を指すこととします。
スウェットのメリット(素材の特長)・デメリットは以下の通りです。
- 汗の吸収性が高い
- 保湿力が高く暖かい
- 肌触りがよい
- 軽い
- 乾きにくい
- 洗濯で縮みやすい
汗をしっかり吸収&ふわふわの肌触り!
汗っかきで汗を吸収してほしい方におすすめです。
競技かるたのボトムスでおすすめはどっち?
Tシャツと同様、好みの問題になってきます。
先述した通り、動きやすさを求めるならジャージ、汗っかきの方はスウェットがよさそうです。
- 動きやすさを重視するなら…【ジャージ】
- 汗の吸収性を重視するなら…【スウェット】
夏場は動きに柔軟にフィットするジャージ、冬場は保湿性が高く暖かいスウェット…というように、シーズンで変えてみてもいいですね。
最近は、保温性に優れた冬用ジャージ(見た目はジャージ・裏地はスウェット)もあります。
スポーツ用品店に行くと、デザイン豊富&最新のスポーツウェアがあって楽しいですよ♪
個人的にですが、かわいいデザインが多くて気分が上がるのでジャージ派です(笑)
ナイキ・アディダスはデザイン性が高くて好きです!
夏用の通気性に優れたジャージ、冬用の保温ジャージを使い分けていますね。
競技かるたの服装 選ぶときの注意点
競技かるたの試合で着用するかるたウェアを選ぶ際は、以下のポイントに注意して選びましょう。
下記ポイントをクリアしていれば、好きなデザインのウェアを着用してまず問題ないと思います。
- 聴覚的に、自分・対戦相手の集中をそぐ素材ではない・装飾がないこと
- 視覚的に、自分・対戦相手の集中をそぐ装飾がないこと
- 自分・対戦相手が怪我をする素材ではない・装飾がないこと
「対戦相手に迷惑をかけない服装であるか」ということが大事!
それぞれ注意点について具体的にみていきましょう!
①聴覚的に、自分・対戦相手の集中をそぐ素材ではない・装飾がないこと
ズバリ、「シャカシャカ素材」の服はNGです。
理由は、摩擦で音が出るからです。
え、そんなに気になりますか?
はい、気になりますね。
構えを正すためにちょっと足をずらしただけで、意外と音が出るんですよ!
余韻のとき、特に気になります。
競技かるたは、音にシビアな競技です。
「余韻のときは、動かない・音を立てない」を徹底できるウエアを選びましょう。
具体的にいうと、ウィンドブレーカーです。
撥水加工がされているものは、シャカシャカ音が鳴るので気をつけましょう。
「音が出そうな要素は排除する」という観点からいうと、写真のような装飾があるウェアも、構える際に音が出る可能性があるので、避けた方が無難でしょう。
また、裾にファスナーがあるジャージも要注意。
金具が当たる音がすることがありますね。
※ここでご紹介したウエア自体を否定しているわけではございません。あくまでも、「競技かるたの試合をするうえでは不向きである」という内容です。ファッションやその他トレーニングとして、大いに着用してくださいね。
②視覚的に、自分・対戦相手の集中をそぐ装飾がないこと
注意したいのは、「フードのひも」です。
フードのひもがあること自体は問題ないのですが、試合中は服の中にしまい混む配慮が必要となります。
理由は、構えたときに「ぶら〜ん」と揺れて動きが生じるから。
繰り返しになりますが、「余韻のときは、動かない・音を立てない」を徹底できるウェアを選びましょう。
そんなに気になりますか?
気になります。
わたし自身、試合中に対戦相手から注意を受けたことがあります。
大会の試合中に注意を受けると、精神的に崩れ、試合のパフォーマンスに影響することも。
服装は事前に対策できることですので、注意したうえで試合に臨みたいですね。
他にも、袖口が過剰にギラギラしていたり・装飾があるものなどは控えるのが無難かもしれません。
構えたときに対戦相手の目に入りそうな範囲での「華美な装飾」・「動きが出る装飾」があるウェアは避けましょう。
また、Tシャツの丈・衿ぐりにも注意です。
まず、丈について。
丈の長さが短いと、構えの姿勢をしたときに、背中が見えてしまうことがあります。
「背中が見えていないかな?」と気にすると、正しい構えができませんし、試合に集中できません。
構えたときに、背中が見えない程度の十分な丈があるTシャツを選びましょう。
続いて、衿ぐり。
衿ぐりが広いと、構えたときに胸元が開いてみっともないです。
こちらも「胸元が見えていないかな?」と気になると集中できませんし、対戦相手も目のやり場に困ります。
構えたときに、胸元が見えない程度の衿ぐりのTシャツをチョイスしてください。
※ここでご紹介したウエア自体を否定しているわけではございません。あくまでも、「競技かるたの試合をするうえでは不向きである」という内容です。ファッションやその他トレーニングとして、大いに着用してくださいね。
③自分・対戦相手が怪我をする素材ではない・装飾がないこと
自分も対戦相手も怪我をしてしまうような装飾がないかも注意しましょう。
先ほどの例であげた「フードのひも」が該当します。
なぜなら、札を払ったときに、対戦相手の顔にぶつかる・目に入るリスクがあります。
フードのひも付きのウェアを着用する場合は、試合中は服の中にしまい混む配慮をしましょう。
また、ボトムスは、ひざが隠れるものをおすすめします。
ハーフタイプですと、畳と擦れてひざが擦りむけてしまうかもしれません。
競技かるたにおける摩擦はあなどれません!
ウエアとは少し離れるかもしれませんが、ブレスレット・腕時計・立体的で華美なネイルなども危険です(特に有効手はNG!)。
対戦相手が払い手で指を引っかけてしまうかもしれませんし、手がぶつかったときに怪我をするかもしれません。
また、②相手の集中をそぐことにもなります。
気をつけましょう!
ここであげた注意点はルールではなく、あくまでもマナーです。
「これはOK!」「これはダメ!」と明確に線引きがされているわけではありません。
相手の立場に立って考えて、迷惑をかけない服装をチョイスしましょう♪
※ここでご紹介したウェアやアイテム自体を否定しているわけではございません。あくまでも、「競技かるたの試合をするうえでは不向きである」という内容です。ファッションとして、大いに楽しんでくださいね。
まとめ
今回は、競技かるたの服装について、そして服装を選ぶときの注意点もご紹介しました。
相手に迷惑をかけない範囲で、ご自身の気分が上がるデザインで、いちばんしっくりくるかるたウェアを選ぶことが大切。
ルールとマナーを守って、大会で最高のパフォーマンスをしましょう!