【払い|突き|押さえ】競技かるた『基本3手』の特徴と使い分け方 #137

「もしかして払い手や突き手について、基本をちゃんと説明しているコンテンツって世の中に無い?」と面倒なことに気づいてしまった川瀬です。

気づいてしまったら作るしかないやん。
(分かりやすい画角で動画を撮るのがめっちゃ大変だろうな・・・)

というわけで、重い腰を上げて今回からシリーズとして競技かるたの取り方についてまとめていきたいと思います。

初回の今回は『基本3手』

  1. 払い手
  2. 突き手
  3. 押さえ手

の概要・特徴について簡単にまとめた後に、これらの使い分け方について解説します。

使い分け方については上級者の方は無意識でやっているかもしれませんが、知っておいた方が良いと思います。

そして次回以降は、それぞれの具体的な体の動かし方、練習方法、上達のポイントを解説していきます。

さらにその後は『囲い手』『戻り手』『渡り手』といった応用の取り方についても解説もやっていきます。

『基本3手』の概要・特徴

1. 払い手

払い手は、最も基本の取り方です。

札を指先で引っ掛けるようにして、横方向に札を飛ばします。

横一列で札を押し出して取れるので、札直でなくても取りにできるのが特徴です。

2. 突き手

突き手は、特に相手陣の札を素早く取るための取り方です。

構えから出札まで一直線に動いてそのまま指先で弾いて縦/斜め方向に札を飛ばします。

払い手の少し回り込むような動きがないため、いち早く札を取ることができます

ただし、押し出しでの取りがあまり期待できず、札直で触ることが前提となります。

札の場所を正確に暗記して、正確にその場所に体を動かせる上級者向けの技と言えるでしょう。

3. 押さえ手

押さえ手は、札を飛ばさず、指の腹や手の平で札を押さえて取る取り方です。

払い手や突き手と比べると札を取る際に手にスピードが乗らないため、読まれた札が分かってから札を取るまでにタイムロスがあり遅くなりがちです。

ただし、上級者になったからといって押さえ手を使わなくなることはほとんどなく、多くのA級選手がうまく押さえ手も使い分けて札を取っています。

また、特に体の動かし方が熟練するまでは、押さえ手を頼りにしないと札を取れないシーンが多いので、初心者〜中級者ほど重要な取り方です。

『基本3手』の使い分け方

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