【競技かるた|反応練】無意識で取れる札を作る

どうも!Karuta Club部長の川瀬です。
今回は、競技かるたにおける無意識の反応がテーマです。

25枚 vs 25枚、合計50枚もある札のすべてを意識してしっかり取ることは不可能に近いですが、すべての札に反応して取れている選手が多くいます。

そのサポートをしているのが、人間なら誰にでも備わっている無意識の力です。

この記事では、無意識に反応して取れる札の3つの条件をお伝えしながら、基本的な考え方と練習方法(反応練)をお伝えしていきます。

川瀬名人
川瀬名人

競技かるたで強くなるなら、無意識の力は欠かせません。

この記事を読んでマスターしましょう。

この記事の概要

「競技かるたが強くなりたい!」と思った方に

無意識に反応して取れる札

  • 3つの条件がわかります
  • 基本的な考え方が身につきます
  • 練習方法(反応練)を伝授します

無意識に反応して取れる札を作る

あい
あい

どうやったら無意識に反応して取れる札を作れるかな?

難しい質問ですね。つまらない結論を先に言ってしまうと、地道に練習するしかないという回答になります。

すぐに反応できるようになるような裏技やテクニックはありません。

B男
B男

結局、練習し続けるしかないんだね…

そのとおりです。

ただ、無意識に反応できる札には3つ条件があるので、その条件を簡単にクリアできるようになることを意識して練習すると効率的でしょう。

無意識に反応できる札の3つの条件

あい
あい

無意識のうちに反応できる札の条件?

無意識のうちに反応できる札の条件は、以下の3つです。

無意識のうちに反応できる札の3つの条件
  • 札の場所を覚えていること
  • その札をその場所で自分が求めているスピードで取った経験があること
  • その経験が頭と体に焼き付いていること
B男
B男

この3つがクリアできたら、無意識のうちに反応できるの?

実際には、この3つは最低限クリアしなければならない条件です。

無意識のうちに反応するために本当に必要なのは、音が聞こえた、もしくは自分で音をつぶやいた時に、札を取るまでの体の動かし方のイメージが頭の中で「瞬時に」思い描けることです。

そして、それができるようになるための最低条件が上記の3つとなります。

あい
あい

札の場所を覚えているのは大前提だね!

B男
B男

取った経験がないと、イメージが具体的にならないよね!

あい
あい

「瞬時に」思い描くには、1回の経験だけだと足りないのかな?

みなさん、飲み込みがよいですね。すべておっしゃるとおりです。

実は、瞬時に」というのが最も大事で、札の場所や取り方を思い出していたらもう遅く、無意識で反応して札が取れることはありません。

なので、どうしても札を速く取ったことがある経験がたくさん必要です。

B男
B男

いっぱい経験があれば、その動きを体が覚えてるもんね!

あい
あい

でも、経験をたくさんするには、どうしても時間がかかるよね…

B男
B男

そっか、札の場所はいつも違うし…

そうなんです。札の場所がいつも違うことが無意識で反応して札を取る練習を難しくしているのです。

ただ、いつも同じ場所にある場合がありますよね?

あい
あい

あっ、定位置か!

まずは定位置から練習すべし

相手陣の札は、無意識で反応して取るための練習をしようとしても、最低6ヶ所(左右×上中下段)は練習しなければなりません。

しかも、試合のときに相手が練習したい場所に置いてくれるわけではないので、どうしても札を速く取った経験を重ねて、その経験を頭と体に焼き付けるのに時間がかかってしまいます。

しかし、自陣であればいつも自分で同じ場所(定位置)に置けば、1ヶ所だけ練習すればよいのです。

B男
B男

なるほど、無意識に取る札を作るなら定位置が効率的だね!

そのとおりです。

なので、特に初心者の場合、無意識に反応して取る基本的な考え方は以下のようになるでしょう。

無意識に反応して札を取る基本的な考え方
  • 相手陣は意識してがんばって取る
  • 自陣は定位置をうまく利用して無意識に反応して取る

ただし、自陣の定位置の札も、意識してがんばって取る経験を積み重ねる練習をしておかないと、無意識に反応して取ることはできません

相手陣を全力で意識して試合できるようになるためにも、まずは自陣の定位置で札を取る練習に力を注ぐことをオススメします。

あい
あい

まずは、自陣の定位置を速く取る練習をしてみるね!

初心者が自陣から練習をする注意点

この記事では、まずは自陣の定位置を速く取る経験を積む練習をすることがオススメだと説明しました。

ただし、この練習には大きなリスクがあります。

それは、自陣ばかり意識していると、気がつかないうちに相手陣が取りにくい構えになってしまう可能性があることです。

最悪の場合、相手陣下段が届かないような構えになっている場合もあります。

そして、その構えで長く札を取っていると、後から構えを変えるのが大変になります。

また、構えを直すと、せっかく取れるようになった自陣を取るときの体の動かし方も変わるので、無意識に反応できるようになった札も、動き方を改めて練習し直さなければならなくなります。

そのため、極端に「自陣だけ意識」のような練習はせず、相手陣の奥にある札にも1割くらい意識するようにしましょう。

【反応練】定位置に無意識で反応する練習方法

最後に、定位置に無意識で反応するオススメの練習方法があるのでご紹介します。

「反応練」と呼ばれていたりもする練習方法です。

相手がいなくてもできるのがポイントです。

適当に自陣に札を並べる

定位置は無視して構わないので、自陣に札を並べます。

この時、(左右×上中下段)のいずれも、自分が札を置くときの最大の長さにしておきましょう。

浮札を使う方は、そこにも札を置いておきましょう。

読みを流す

読み上げアプリなどを使って、読みを流します。

特に無意識で反応できるようになりたい札があれば、その札をピックアップしてプレイリストを作るのがオススメです。

100枚すべてを同時に練習するのは効率が悪いので、まずは5枚ずつ、10枚ずつなどと練習する札を決めるとよいでしょう。

少ない枚数で動けるようになったら、新しく札を追加して増やす、札を入れ替えるなど、プレイリストをアレンジしましょう。

置いてある札は無視して、定位置の場所を取る

読まれた札の定位置を決まり字ぴったりで取る練習をします。

このとき、置いてある札が何かは無視して構いません。

読みを流してひたすら定位置を取る練習を繰り返します

なお、全然動けない場合は、プレイリストに含まれている札の定位置を暗記する時間も設けながら実施しましょう。

参考
注意点

自陣ばかり取っていると、自然と構えが変わってしまう場合があります。

相手陣の下段の端にも札を置き、そこを狙いながら無意識に自陣に反応して取るシーンをイメージしながら練習するとよいでしょう。

たまに、相手陣を取る素振りをするのも効果的です。

B男
B男

早速、やってみよう!

まとめ

本記事では、無意識に反応して取れる札の3つの条件、基本的な考え方、練習方法について説明しました。

無意識の力を利用することで、競技かるたで取れる札の範囲は大きく広がります。

ぜひ、マスターしてみてください!

無意識に反応して札が取れるようになったら、その次はその反応スピードを速めてみましょう。

以下の記事を読んで、意識を巧みに使いながら無意識の反応をブーストできれば、さらに強くなれること間違いなしですよ。

無意識の反応をさらに詳しく