【競技かるた】勝ちパターンの王道3選《勝ち方を考える力》

競技かるた勝ちパターン王道3選

どうも!Karuta Club部長の川瀬です。
今回は、競技かるたの勝ちパターンの王道3選についてご紹介します。

かるたでは、札を覚えて、体を動かし、音を聞いて1枚ずつ札を取っていくわけですが、実はそれだけでは安定して試合に勝つことは難しいです。

自分の勝ちパターン(どんな札を取って自陣の札を減らしていくか)をしっかり考えていないと、

  • 取るスピードは変わらないのに、相手になんかリードされている…
  • せっかくリードしていたのに追いつかれた…
  • さっきまで接戦だったのに、気がついたら負けていた…

みたいな状況になりかねません。

1枚の札を取る技術ももちろん大事なのですが、いつ、どうやって相手より多くの札を取ってリードしようとするか考えておき、相手の思い通りに試合を進ませず、自分の思い通りに試合を進められるようになりましょう。

川瀬名人
川瀬名人

まずは、勝ちパターンの王道3つを知り、自分がどれに当てはまるか考えてみましょう!

この記事の概要

競技かるた強くなりたい!」と思った方に

  • 勝ちパターンの王道3選がわかります。
  • それぞれの勝ちパターンの考え方や戦い方がわかります。
  • 自分の勝ちパターンを考える参考になります。

勝ちパターンの王道3選

競技かるたは、場にある札が1枚ずつしか減りませんので、一度に大きな差をつけるような戦法は基本的に存在しません。

そのため、勝ちパターンは自然と限られ、大きく以下の3つに分類できるでしょう。

勝ちパターンの王道3選
  1. 接戦で勝ち切る
  2. 序盤からリードして逃げ切る(序盤型)
  3. 終盤に突き放す(終盤型)

B男
B男

相手がお手つきすれば2枚差がつくよね?

確かに、お手つきがあると取りと合わせて最大3枚差がつくことがあります。

しかし、相手をコントロールしてお手つきさせるのは非常に難しいですし、どこまでいっても相手の力量に依存することになります。

そのため、お手つきさせることを前提とした勝ちパターンは、王道とは言えないでしょう。

あい
あい

お手つきさせるって、普通はできないよね

紹介した3つの勝ちパターンの違いは、枚数差(リード)の広げ方にあります。

試合に勝つためには、どこかのタイミングで連続で札を取って枚数差を広げたいですよね。

その考え方に違いがあると言えるでしょう。

川瀬名人
川瀬名人

それぞれ、順番に紹介していきますね。

❶ 接戦で勝ち切る

「接戦で勝ち切る」は勝ちパターンの基本

最初にご紹介する「接戦で勝ち切る」は基本中の基本とも言える勝ちパターンで、全員が身につけておくべきと言えるでしょう。

2枚の札が読まれたら、1枚の札を取って自陣の札を減らしていき、最後は運命戦(1枚vs1枚)で勝てばよいというような勝ちパターンです。

B男
B男

運命戦になったら、勝てるか分からないよね?

そのとおりで、本当に運命戦になってしまうと出札の運でほぼ勝敗が決まってしまい、勝ちパターンと言っているのに勝率は半分しかありません。

そのため、この「① 接戦で勝ち切る」は勝ちパターンというより、負けないパターンと言った方がより正確かもしれません。

しかし、同じような実力の相手との試合では、途中で枚数差をつけて本当の意味での勝ちパターンにすることが難しい場合も多く、大会で勝ち上がる時にさけては通れません。

あい
あい

大会で入賞しようと思うと、ギリギリの勝負になるよね

また、この 接戦で勝ち切る」は、他の勝ちパターンを考える上での土台となる考え方です。

自分と相手のどちらが勝つか分からない「① 接戦で勝ち切る」のパターンから、自分が少しだけリード(枚数差)をつけてそのまま勝つことが勝ちパターンと言えます。

つまり、2枚に1枚の札を取って相手と同じように自陣の札を減らしている状況の中で、以下の2つを考えると、自分の勝ちパターンが見えてきます。

  • どうやって1枚、2枚と先に自陣の札を減らしてリードするか
  • リードした後、どうやってそのリードを広げる/保つか

また、考える時は、現状(勝つ時はいつもどうやってリードしているかと、今後(リードできない相手から何が取れるとリードできるようになるか)の両方を分析するとよいでしょう。

B男
B男

うーん、なんか難しいね…

難しいですよね。

そのため、まずはこの記事で紹介する勝ちパターンの王道3選を知り、自分はどれに当てはまりそうか、どれならできそうか考えてみてください。

「接戦で勝ち切る」の勝率を上げる

先ほど、「① 接戦で勝ち切る」は2枚に1枚の札を取って自陣の札を減らしていき、最後は運命戦(1枚vs1枚)で勝てばよいというパターンで、負けないパターンと言った方がより正確かもしれないと説明しました。

しかし、少しだけ考え方を変えると「① 接戦で勝ち切る」もきちんとした勝ちパターンと言えるようになります。

続きはKaruta Club Room限定

"Karuta Club Room"は、第68,69,70期競技かるた現名人である川瀬将義が中心となり設立したオンラインかるた部

競技かるたが強くなるための特典が盛りだくさんのコミュニティです。

\ 特典の一例 /

この記事は全体で約6682文字です
部員の方はログイン