こんにちは!Karuta Clubのまる子です。
小学生の娘が競技かるたと平行して「五色百人一首」をしています。
競技かるたと同様に、五色百人一首も様々な大会が開催されています。
特に小学生かるたーにとっては出場できる大会のひとつなので、気になる方もいるのではないでしょうか。
「五色百人一首の大会ってどんな感じ?」「雰囲気は?」という方に向けて、2024年3月30日(日)に開催された「五色百人一首チャンピオンズカップ全国大会in近江神宮」の様子をレポートします!
この記事を読むと
- 五色百人一首の大会の雰囲気がわかります
- 参加者の感想を知ることができます
五色百人一首って?
「五色百人一首」は、小倉百人一首100枚の札を20枚ずつ青、桃、黄、緑、橙と5色に分け、色ごとに1対1で対戦する競技です。覚える句の数が少なく、試合時間も約3分と短いことが特徴です。
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五色百人一首について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
五色百人一首チャンピオンズカップ全国大会in近江神宮(2024年)
五色百人一首では、各都道府県で教育研究団体TOSSが主催する小学生向けの大会や、チャンピオンズカップと題した大会が開催されています。
今回開催された「五色百人一首チャンピオンズカップ全国大会」は、2024年に開催された各都道府県の大会で入賞した経験があることが出場条件!
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舞台は、かるたの聖地である近江神宮。
多くの大会が開催される近江勧学館に、全国から五色百人一首の精鋭が集まっています。
五色百人一首が盛んな関西・中部エリアでは、五色百人一首のチームがいくつか結成されているとのこと。
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開会式
開会にあたって、主催者である梶野修次郎先生が
「今日は全国各地から参加者が集まってくれています!」
とお話をされ、都道府県ごとに参加者を紹介してくれました。
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いざ、試合!
今回の大会は、午前に「色別個人戦」、午後に「一人団体戦」という2部門が開催されました。
色別個人戦
「色別個人戦」は、五色(青、桃、黄、緑、橙)のうち自分が希望する1色で出場します。
今回は小学生だけではなく、過去のチャンピオンズカップの大会入賞者も参加OK。そのため、中学生や高校生、大学生、大人、未就学児の参加者もいました!
予選は一人5試合戦い、3勝したら決勝トーナメント進出。各色上位4名が入賞となります。
一人団体戦
「一人団体戦」は、一人で五色すべてを取っていきます。
「キングオブ五色の決定戦です!」と説明があり、まさに総合力が試されます!
こちらは、幼児と小学生限定出場。「低学年の部」・「高学年の部」と分かれてトーナメントで進行されます。
敗者復活戦も設けられ、勝ち上がった人には敢闘賞が用意されています。
「一人でも多くの子を称えたい」という運営側の想いなのだとか。
試合の様子
試合はマットの上に札を並べて対戦。
札が動きにくい※、札を並べる場所がわかりやすいといった理由に加え、指を保護する意味もあるそう。
保護者が見守る中、次々と札が読まれていきます。
※五色百人一首は競技かるたと異なり、札を払ってはいけません。なので、札が動きにくい方がいいのです。
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五色百人一首は基本的に早読みなので、競技かるたのような下の句と上の句との間や、読みの余韻などがないことも特徴。
1試合約3分という試合時間の短さ、早読みのスピード…と、一瞬たりとも気を抜くことができません。
また、札を払ったり押し出したりして取ると「お手付き」となります。
そのため、一枚の札だけを正確に取る力が求められます。
読まれた札に手を伸ばす速さに加え、取った札をすぐに引き寄せて自分のものにする速さは圧巻。
場にある札から目を離すことなく、すぐに次の読みに備えます。
まさに、集中力と瞬発力がぶつかる瞬間です。
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予選では同時に札に触れた場合はじゃんけんで決め、決勝は動画判定が導入されていました。
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入賞者に渡されるトロフィーとメダル。
参加者の感想
参加者の方にお話しを聞きました。
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五色百人一首大会に出た感想はどうでしたか?
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Aさん"
さすが全国大会!ハイレベルでした!
もっとたくさん練習をして次は入賞したいです。
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Bさん"
これまでは、自分が選んだ色の歌だけを集中して覚えていました。
でも今回は「一人団体戦」に出たかったので、頑張って百首全部を覚えました!
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Cさん"
色々な人と試合ができて楽しかった!
一日に何試合も取ることができるのが五色百人一首のおもしろさです。
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保護者の方からは素敵なお話を伺うことができまいた!
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悔しくて泣く姿。気持ちを切り替える姿。お友達を応援する姿。
大会は、子どもが成長する姿を感じられる素敵な場です。
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子どものかるたを応援に行くことは、家族の楽しみのひとつです。
百人一首の話をしたり、ゆかりのある場所にお出かけをしたり、
かるたのおかげで家族の時間がさらに豊かになりました。
まとめ
今回は、五色百人一首の大会の様子をお伝えしました。
全国大会なので、とてもレベルが高かったです!
その分、参加者が頑張る姿をたくさん見ることができました。
どんな競技でも言えることですが、大会や試合は緊張したり、「悔しい!」「嬉しい!」など様々な気持ちを経験します。そこで経験を積んだり、反省や成果を練習に活かしていくことが成長に繋がるんだなあと感じました。
今回の記事が、「かるたを始めたので大会に出てみたい!」「大会ってどんな感じなのかな?」と思っている方々の参考になれば幸いです。