『出札までまっすぐ』の指導が危ない #141

どうも、ちはやふるドラマ化でますます気合いが入った川瀬です。

10年前の映画の時、急激に増えた『かるたをやりたい人達』に対応しきれずに門を閉ざしたかるた会は多かったと思います。

また同じ過ちを繰り返してしまうのか?

かるた業界全体として10年間の成果が試されるでしょう。

10年前に存在しなかった僕らKaruta Clubは全力で使命をまっとうします!


さて、本日は『”出札までまっすぐ”の指導が危ない』というテーマでお届けします。

最近、突き手が過大評価されすぎていて、払い手が相対的に過小評価されてしまっているように感じます。

「相手陣右の鋭い突き手が武器」とか言っている僕が言うのもなんなんですが、やっぱりかるたの基本は払い手です。

ただ、練習会でいろんな人の体の動かし方を見ていると、突き手はできるのに払い手がとんでもなくぎこちない方がかなり多いです。

おそらく理由は、初心者の頃に受けた最近のトレンドをふまえた指導の仕方にあるのだと思います。

『突き手の方が速い』や『出札までまっすぐ』もまったく間違った内容ではありません。

ただ、この2つのメッセージは強烈に分かりやすいため、言葉の裏に隠れた前提や他に気をつけるべきポイントが見えなくなってしまっています。

結果的に、正しいことを指導しているつもりで初心者が誤解してしまう仕組みが出来上がっている気がしてなりません

そこで今回は警鐘を鳴らそうと思います。

『払い手』が軽視されている背景

続きはKaruta Club Room限定

"Karuta Club Room"は、第68,69,70期競技かるた現名人である川瀬将義が中心となり設立したオンラインかるた部

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