第5回ちはやふる小倉山杯を振り返る【観る競技かるた】#29

どうも、ちはやふる小倉山杯の帰りの新幹線で早速、記事を書くために筆を握った川瀬です。
※スマホのキーボード叩いてます

本日は、第5回ちはやふる小倉山杯の振り返りをお届けします。

はじめに感謝を

最初に、応援してくださったみなさま、協賛きてくださったみなさま、そして、運営スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

おかげさまで無事に大会を終えて、優勝という結果も手にすることができました。

みなさんがいろいろな想いをもって試合を観たり現地に駆けつけてくれていること、ぼくは知っています。

ただ、ぼくはそういった想いはちょっと脇に置いて勝負に行くところがあります。

もちろん勝ちには拘るのですが、どこか勝負自体を楽しんでいる節がありました。
※今日は楽しめてない時間もあったけど笑

その時間はちょっと自分勝手に取ってるなーとも感じでいて、なんだか期待してくださっている方々に申し訳なくも思うのです。

ただ、楽しんでた方がたぶんいいパフォーマンスが出るってことで、お許しいただけると嬉しいです🙏

観る競技かるた・大会について

年を重ねるごとに、ちはやふる小倉山杯という大会が大きくなっていることを肌で感じます。

ありがたいことに協賛企業も年々増えていますし、京都のパブリックビューイングは大盛況だったと聞いています。
※東京会場はどうだったんだろう?後日、聞いてまわります。

競技かるたは観るのが難しい、観て楽しむのは難しいと思っている方も多いかもしれません。

でも、競技者が勝手に諦めて閉ざしているだけのような気がしてなりません。

少なくともパブリックビューイングに参加した方はそう思ったんじゃないでしょうか?
※ぼくは話を聞いただけなんですけどね笑

まだまだ、観る競技かるたの取り組みは始まったばかりで、例えるなら未開拓の荒野です。

この荒野は競技かるたのプロ化を目指しているぼくとしては、是が非でも開拓しなければならないのですが、なかなか自分では動けていません。

本当はパブリックビューイングの設計とか、企画とか、いろいろやりたいくらいなのですが、今は選手という役割を求められている。
実は、ここに自分の中で大きな矛盾を抱えています。

でも、プロ化も観るかるたの開拓も、1人で進めるものじゃないですからね。
みなさんが1歩ずつ前に進めてくれている。
本当に感謝しかありません。

選手として第一戦で戦えるのはきっと期限のある話ですので、今は選手としての役割を全うしようと思います。

そして、1選手としてできる限りの協力をしていくつもりです。
何かご協力できることがあればお声がけください。

優勝賞金の使い道

さて、本当にありがたいことに優勝賞金100万円を手にしました。

事前インタビューでは、優勝賞金の使い道として、「競技かるたのAIの開発に使う」と回答しています。

もっと言うと、昨年も同じことを答えました。

というのも、観る競技かるた・大会をもっと面白くしていくには、データが必要だと思っているためです。

野球では160kmストレート、打率3割みたいな数字がたくさん出てきます。

将棋なら、どちらが優勢なのかAIが判断してわかりやすく見せてくれます。

ぼくらは、何かを観るときに客観的なデータでいろいろ把握しているのです。
※楽しみ方の一つの話です。

データがあれば、160kmストレートが出せるからすごい、140kmくらいしか出ないんだけど、配球や変化球がうまくて打たせて討ち取るができるからすごい、みたいな会話が成り立ちます。
※ぼくは野球は素人です🙏

観ている側の会話が盛り上がるんですね。

競技かるただと、A級選手が見ればわかるかもしれませんが、正直、見ただけじゃ何もわかりません。

速いしか言えないし、解説者の解説を鵜呑みにするしかない。
この辺をなんとかしていく必要があります。

一方、今ある記録としてのデータは何が読まれて、どっちがどこで取ったかのデータくらいです。

それも、紙で記録されていて、分析に使える状態にはとてもなっていません。

競技かるたはとても複雑な競技なので、本気でデータを取ろうとすれば、いくらでもデータを取ることができます。

例えば、読みと選手の動きが分析できれば、読まれてから0.1秒で取りました、みたいな数値も出せるはずです。
※野球の160kmストレートみたいな指標
※競技かるたOnlineならお馴染みですね。

ただ、札を取ったスピードを客観的な指標として出すには、読みの音声を一瞬で分析して観客に示す必要があるし、動画から選手の動きのデータも分析する必要がある。

今のAI技術で実現できるかは怪しいですが、技術の進歩も込みでAIに投資していけば、あるいはとも思います。

ちょっと一番技術的に難しい例を挙げてしまいましたが、札の配置くらいであれば、今のAIですぐに分析できます。

なので、今読まれた札と同じ音から始まる札がどこにあったのかを読まれた直後に画面に色をつけて強調するみたいなことはできるでしょう。

画像
「た」が読まれた直後に、自動で「た札」に色をつけるとか

というわけで、ぼくはAIに投資します。

100万円じゃちっとも足りないし、そもそも競技かるたの世界はAI以前にDXできてないしって状態です。

それでも前に進めるために、Karuta Clubという組織で、しっかりシステム開発・AI開発に投資をしていきます。

まずは、Karuta Log(iOS, Android)をもっと便利にしていくところからかなあ…。

プログラマー、システムエンジニアのみなさん、一緒に夢を見て協力してくれる方がいましたら、ぜひお声がけください!

Karuta ClubのDiscordコミュニティでお待ちしております。

AI以前のベースのシステム部分も作り込んでいく必要があるので、AIが分からなくても全く問題ないです。

少なくとも100万円分の予算があります。
※もっと突っ込むつもり

サービス開発して、資金を増やしながら、システム開発体勢を作っていきましょう。

試合の振り返り

さて、前置きがとっても長くなりましたが、一つ一つ試合を振り返っていきます。

1試合目 粂原選手 ○5
2試合目 自見選手 ○1
3試合目 山添選手 ○7

すみません、こっからは有料です🙇

1試合目 粂原選手との試合

続きはKaruta Club Room限定

"Karuta Club Room"は、第68,69,70期競技かるた現名人である川瀬将義が中心となり設立したオンラインかるた部

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